SSブログ

エアアジアとMASが資本提携 [その他航空]

マレーシアの2大航空会社が資本提携が明らかになった。ローコストキャリアのエアアジアの親会社のTune Airがネットワークキャリアのマレーシア航空の20.5%の株式を取得する。
包括業務提携合意によるとマレーシア航空の最大株主のカザナナショナルはエアアジアの株式の10%を取得する。あわせて長距離部門のエアアジアXの株式も10%取得する計画だ。
「総合的に見ると、今回の業務提携でMAS、エアアジア、エアアジアXともにそれぞれがもっとも得意とする分野に注力することができる。」とカザナは声明文で述べている。
提携の初期段階では互いの運航に影響がない範疇で「速効性のある相乗効果」を目指すが、今回の契約は将来的に3社が完全な独占禁止除外の適用を見込んだ提携も視野に入れている。
MASのムド・ノル・ユソフ会長によると、「相互提携によりMASはコアマーケットに集中させることができ、搭乗率の向上や経営資源の効率化を図る。」といい、「加えて技術面などのサービスをエアアジアとエアアジアXに提供することもできる。Firefly(MASのLCC子会社)はあらためて地域のフルサービスエアラインとして経営資源を再投入する。」という。
エアアジアのCEOでエアアジアXの取締役も勤めるトニー・フェルナンデス氏は、「中核ビジネスにフォーカスすることで、両社がそれぞれの顧客に最大限のサービスを提供できるようになる。」といい、「エアアジアとエアアジアXは新たな路線と行き先を開拓し成長する。我々のビジネスモデルは、拡大する低価格旅行を嗜好する消費層のために価格を下げ続けることであり、今回これをより効果的に進めることができる。」と語った。
提携の推察で両社の株式取引は昨日から停止されている。
マレーシア航空の2010年度の営業収入は42億4千万ドル、純利益は7300万ドルで、93機を運航している。
急速に拡大し、海外に多くの関連航空会社を持つエアアジアは、昨年度は営業収入12億3 千万ドルで3億3千万ドルの利益をあげている。
(8/9 Flightglobal)
にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ←。「にほんブログ村」ランキングに参加しています。
ポチッと押していただけると励みになります

nice!(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。