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737 MAXの翼端形状はまだ未定 [ボーイング]

ボーイングは先週、リニューアルするナローボディ737MAXの主な設計概要を確定したが、まだ翼端の形状は決まっていない。
今の737はアビエーション・パートナーズ・ボーイングが供給するブレンディッド・ウィングレットを装備しているが、米海軍の737をベースにしたP-8は777スタイルのRaked Wingtipをつけている。
ボーイング737 MAXのチーフプロジェクトエンジニアで開発副責任者のマイケル・ティール氏によると、同社は風洞で「 MAXで翼端の変更の試験を行っており、この新技術が機体に効果をもたらすかかどうかを確認している 」という。
ボーイングは、空力、エンジン、機体の相互確認をして、2013年半ばまでに737 MAXの設計最適化を行うという。

winglet.jpgrakedtip.jpg
[コピーライト] Boeing
米海軍の737ベースのP-8は777スタイルのRaked Wingtipだが、今のMaxのスケッチはブレンディッドウィングレットが描かれている。

ボーイングが45%を出資するワシントン州を拠点とするAPBのパトリック・ラモリア商品責任者によると、同社が2017年にサウスウェスト航空で初就航するCFMインターナショナルのLeap-1Bエンジンを搭載した737 MaxにAPBのブレンディッド・ウィングレットを選ぶと言う保証はないという。
「 これからも長い間ボーイングとお付き合いできるように、将来を見越した長期計画がある。」とラモリア氏はいいつつ、「 しかしMaxはまだわからない。」という。
ボーイングは737 Maxでノーズギアを20.3cm伸長し、スポイラーにフライバイワイヤを採用することを決めた。
長いノーズギアは、幅1.74mのファンを持つと言われるLeap-1Bエンジンを取り付けるために必要なものだが、詳細な大きさは第4四半期に設計が固まるまでに変わる可能性がある。交換条件のなかで最大長を採用することで、ボーイングはこのターボファンの直径が大きくなることにわずかながら余地を残したことになる。
一方で、新型Leap-1Bエンジンは787と同様な方法で翼に組み込まれる予定だ、と同社は加えた。ボーイングによるとスポイラーを除く操縦系統は機械式のままだという。
737 Maxはまた電気式ブリードエアを採用し、787 のブリード無しの設計を採用することなく、燃費を削減する。
ボーイングはエンジン型式変更にあわせて737のテールコーンを伸ばすと共に、昇降舵の上部の厚みを増す。
(4/17 FlightGlobal)
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