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エンブライエルが新型機決定の時間軸を示す [エンブライエル]

エンブライエルは12ヵ月から18ヵ月の間に製品強化もしくは新型民間機の決定をする見込み。
同社のマウロ・カーン エアライン営業担当役員がフロリダ州オーランドで開かれたISTAT定例会議でタイムフレームを示し、決定をするまでの時間は「さらに短くなる可能性もある。」と語った。
カーン氏によるとエンブライエルはさまざまなシナリオに基づいていくつかのコンセプトスタディをしており、低速、高速ターボプロップ、E-Jetの強化、オープンローターエンジンを搭載した大型機材などがあるという。カーン氏は最近、E-195XというE-195のストレッチ型を検討していると明かしていた。
2014-2015年のタイムフレームは全く新しい設計の航空機を導入するにはよい時期ではないと強調する。その理由は「すばらしい顧客基盤」を持つボーイングやエアバスとの競争が激しくなるからだ。カーン氏はこの二強に挑むのは新参にとって非常に困難だと見ている。
オープンローターのような新技術は2020年から2025年にはおそらくでき上がっているとして、カーン氏はこれやその他のテクノロジーを使って開発した機体はオペレーティングコストでキャッシュを生み出すと考えている。
ユナイテッド航空と活発な議論にはなっていないものの、エンブライエルは短期的にはE-190が大手航空の機材が役に立つと考えているという。
ユナイテッドは今年発注をしようとしているナローボディ機についての議論に、エアバス、ボーイング、ボンバルディア、エンブライエルを招いたと言われている。
カーン氏によると先月リパブリック航空ホールディングスが138席仕様のボンバルディアのCS300を40機発注した際にエンブライエルはコンペに参加していないといい、これはリパブリック子会社のフロンティア航空のエアバスのナローボディの入れ替えによるコンペだったためだという。
カーン氏によるとE-190は引き続きリパブリックの機材で中心的な役割を担うという。リパブリックは2009年にUS Airwaysからの10機のE-190を購入し、同機をフロンティアのハブのデンバーとミッドウェスト航空のハブのミルウォーキーから運航する決定をした。リパブリックは2009年にフロンティアとミッドウェストの買収を完了している。
一方でカーン氏はエンブライエルの将来計画の中で新設計機やE-jetの全体変更を考えていることも認めている。
「熟慮した上で結論を出したい。」とカーン氏は言い、「我も我も」ではなく製品ラインアップを通じて顧客に付加価値をもたらすエンブライエルの観点を説明している。
(3/15 Flightglobal)
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